후리가나로 읽는 일본 고전
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かがくほうほうろん
科学方法論
戸坂 潤
戸坂 潤의 科学方法論(かがくほうほうろん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,035자 · 284화면
而も吾々が問うていたのは後の場合の運動であった。この循環によっては、対象自身・方法自身はそのまま変化することなく、却って常にその前の自己に還るものではないか、人々はそう尋ねるかも知れない。論理的循環ならば確かにそうである。吾々が或る仮定から結論し、そしてその結論からその仮定を証明する時、それを幾回繰り返しても、仮定は依然として前の仮定であり、結論は依然として前の結論である。もしそうでなければ、もはやそこにあるものは循環ではなくして寧ろ形式論理的矛盾でなければならないのである。処が対象と方法との循環――相互決定は今やこの言葉によって置き替えられる――は論理的循環ではなくして相互決定という何か存在論的なる循環であった。この循環によって対象も方法も変化しない筈であるとは云われない。そして実際にそれは変化する。自然科学の方法にとってその対象は自然的事物であるであろう。自然の事物は自然科学的方法によって観察され、記述され、又説明されると云われている。今まで明るみから匿されていた自然の事物の諸規定は次第に明るみの前へ持ち出される。暗くして恐らく深々と見えた対象は次第に覆いを取り去られ、照らされ、固有の色彩を与えられる。