후리가나로 읽는 일본 고전
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かがくほうほうろん
科学方法論
戸坂 潤
戸坂 潤의 科学方法論(かがくほうほうろん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,035자 · 284화면
かくして対象・方法の関係が、従ってその内に於ける運動が、問題として提出されて来たのであった。併し何故に方法に対して特に対象が選び出されたのであったか。対象は方法の反対であったが故に。対象と方法との関係は単に相異るものの対立というだけではなくして、相反対するものの対立であったのでなければならぬ。それであればこそ特定の対象に特定の方法が対立すると考えられる必要があった。両者の間には始めから、未知ではあるが或る特定の必然的な反対関係があったのであり、この反対関係の上に立ったのであればこそ、方法に対して対象が選ばれ、その関係も初めて問題となる手懸りを得たのである。けれども反対とは何か。まずこの反対関係が決して単に論理的なそれでないことは明らかである。という意味は、甲と甲に反対なる或るものとが対立する際に、甲にも甲と反対なものにも共通な一つの普遍者が是非とも予想されなくてはならぬ、という、そのような形式論理的な統一関係が茲に働いているのでないことは明らかである。仮にもしそれであるとするならば、方法に対立するものは単に「方法に反対な或るもの」である筈であって、決して対象が特にそれであるとは云われないわけである。