일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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らんがくことはじめ

蘭学事始

菊池 寛

菊池 寛의 蘭学事始(らんがくことはじめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,575자 · 31화면

아오조라 문고

「杉田氏! 前野氏は、昨夜から一睡もなされないそうでござる。使いの者が参ったのが、子に近い頃で、お宅を出られたのが、丑二つ頃じゃと申す。その間も今日の企てのことを思われると、心が躍るようで、一睡もなされなんだそうでござる」

玄白は、良沢の執心が自分以上に激しいことを知ると、どんな点でも良沢には及ばないといったような、寂しさを感ぜずにはおられなかった。

が、そうした寂しさも、自分が懐中しているターヘルアナトミアのことを考えると、すぐ慰められた。今日の参会にこの珍書を持っている者は自分一人だと思うと、良沢に対するそうした寂しさもすぐ消えてしまった。

そのうちに淳庵が見えた。小半刻ばかり経つ頃に、春泰と良円とが、連れ立ってやってきた。六人の顔が揃うと、打ち連れ立って骨ヶ原に向った。

春の早朝の微風に顔を吹かせながら、六人は興奮してよく喋った。六人とも、中年を越した者ばかりであったけれども、彼らの心持は、期待のために躍っていた。六人の歩調が、いつの間にか早くなっていた。小男の淳庵が、ともすれば遅れがちであった。

玄白は、いつターヘルアナトミアを取り出して、皆に披露しようかと思っていた。