후리가나로 읽는 일본 고전
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らんがくことはじめ
蘭学事始
菊池 寛
菊池 寛의 蘭学事始(らんがくことはじめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,575자 · 31화면
良沢も玄白も他の四人も、深い感嘆のために、声も出なかった。
続いて、腹が割かれた。そこに見出された胃、奇怪な形に蹲っている腸、胃の陰にかくれた名も知らぬ臓腑まで、オランダ図と寸分の違いもなかった。
老屠が、出刃を持つ手を止めると、良沢は、初めてわれに返ったように叫んだ。
「至極じゃ。至極じゃ。蘭書の絵図と、寸分の違いもござらぬ。和漢千載の諸説は、みな取るに足らぬ妄説と定まり申した。医術はもはやオランダに止めを刺し申した」
「至極じゃ。至極じゃ!」
皆は、良沢の感激に声を合せた。
刑場からの帰途、春泰と良円とは、一足遅れたため、良沢と玄適と淳庵、玄白の四人連であった。四人は同じ感激に浸っていた。それは、玄妙不思議なオランダの医術に対する賛嘆の心であった。
刑場から六、七町の間、皆は黙々として銘々自分自身の感激に浸っていたが、浅草田圃に差しかかると、淳庵が感に堪えたようにいった。
「今日の実験、ただただ驚き入るのほかはないことでござる。かほどのことを、これまで心づかずに打ち過したかと思えば、この上もなき恥辱に存ずる。われわれ医をもって主君主君に仕えるものが、その術の基本とも申すべき人体の真形をも心得ず、今日まで一日一日とその業を務め申したかと思えば、面目もないことでござる。