후리가나로 읽는 일본 고전
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らんがくことはじめ
蘭学事始
菊池 寛
菊池 寛의 蘭学事始(らんがくことはじめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,575자 · 31화면
何とぞ、今日の実験に基づき、おおよそにも身体の真理をわきまえて医をいたせば、医をもって天地間に身を立つる申しわけにもなることでござる」
良沢も玄白も玄適も、淳庵の述懐に同感せずにはおられなかった。玄白は、その後をうけていった。
「いかにも、もっともの仰せじゃ。それにつけても拙者は、如何にもいたして、このターヘルアナトミアの一巻を翻訳いたしたいものじゃと存ずる。これだに翻訳いたし申せば、身体内外のこと、身明を得て、今日以後療治の上にも大益あることと存ずる」
良沢も、心から打ち解けていた。
「いや、杉田氏の仰せ、もっともでござる。実は、拙者も年来蘭書読みたき宿題でござったが、志を同じゅうする良友もなく、慨き思うのみにて、日を過してござる。もし、各々方が、志を合せて下されば何よりの幸いじゃ。幸い、先年長崎留学の砌、蘭語少々は記憶いたしてござるほどに、それを種といたし、共々このターヘルアナトミアを読みかかろうではござらぬか」と、いった。
玄白も、淳庵も、玄適も、手を打ってそれに同じた。彼らは、異常な感激で結び合された。
「しからば、善はいそげと申す。明日より拙宅へお越しなされい!」