일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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がいとうからみたしんとうきょうのりめん

街頭から見た新東京の裏面

杉山 萠円

杉山 萠円의 街頭から見た新東京の裏面(がいとうからみたしんとうきょうのりめん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 89,546자 · 178화면

아오조라 문고

と云いながら金を手にするようになった。

その憐れむべき心理状態に自ら気が付かぬほど彼等は無知となった。金で使われているのを気が付かずに、向う鉢巻きの双肌脱いでかけまわるほど憐れな人種となり果てたのであった。

勿論、その間の気合いは支那人のそれとはまるで正反対であるとしても、事実に現われた結果は極端と極端の一致で同じことになる。無気力、無節操なぞいう亡国的人民の資格をすっかり備えていることになるのである。

唯その間に一片同情の涙を灌ぐ余地があるかないかの違いである。

こうしてドン底に近づいた彼等の無気力さが、維新の時、江戸城を安々と官軍に明け渡してしまったのである。勝安房は彼等の無力を理解し過ぎる程理解していたから、あんな手段を執ったのである。江戸城明け渡しは徳川国の滅亡であると同時に、江戸国民が亡国の民たる事実を裏書したのであった。

同様にこうした彼等の無知さが、東京市政を今日の如く腐敗さしたことは、最早疑う余地はないであろう。彼等はその故郷たる東京市の市政がどんなものか、その選らむべき候補者がどんなものでなければならぬか、そんなことを考え得る人民ではない証拠がとっくの昔挙がっている。