후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(七)平次女難
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(七)平次女難(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 152,696자 · 310화면
とうとう夫の家へ忍び込んで、たった一日でも千両の金を隠し、浅ましい夫に、思い知らせてやる気になったのです。
多の市が珍しくお祝いの酒を買わせたと聞いた晩、お皆はとうとうこの企ての実行に取りかかりました。お浜はそこで気が付きましたが、母の仕業と知って、素知らぬ振りで狸寝入をしていたのです。
母が盗った小判の筒は、縁の下の柔かい土に半分埋めてあったのを、お浜は翌る朝になると見て取ってしまいました。父の半狂乱に気を揉みながらも、母の目論見の底を割り兼ねて、黙ってしばらく様子を見ているうちに、多の市は似非修験者の道尊坊を頼んで来て、大袈裟な祈祷を始めました。
お浜はその間にちょっと抜け出して、隣町の母親を訪ね、その気持を確かめると、帰って縁の下から、小判の竹筒を取出し、改めて父親に意見をするつもりでしたが、帰った時は、もう誰かに取出されて、縁の下の竹筒は影も形もなかったのです。
「いずれ近所の衆か、物売りなどが見つけて縁の下から持って行ったのでしょう。娘はあまりのことに仰天して、翌る日銭形の親分さんのところへお願いに行ったそうでございます」
お皆は静かに顔を挙げました。