후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(七)平次女難
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(七)平次女難(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 152,696자 · 310화면
「親分さん、――済みません。とんだことをしてしまいました。――私の本意でなかったわけは、親分の懐中物を、私の身に着けていないことでもお解りでしょう。幾らあったかは存じませんが、せめてこれでお許しを願います」
女はそう言って、自分の帯の間から赤い紙入を抜いて、平次の方へ押しやるのでした。絶えも入りたげな面目なさに、長い睫毛を伏せたまま――。悪い女もずいぶん大勢見て来た平次にも、ただの巾着切りや胡麻の蠅とは思えないいじらしさです。
「お前はただの悪人らしくもねえが、――悪戯にしちゃ、少し念が入りすぎるぜ。一体どうして人様の物に手を掛ける気になったんだ」
「申上げましょう、親分さん」
女は精一杯の努力で顔を挙げました。睫毛は濡れて、赤い唇が激情にヒクヒクと顫えます。
その物語はかなり長いものでした。が、筋は、――女の名はお六――武家の娘で本当は禄と書くのだが――、少女時代にさらわれて道中胡麻の蠅の手先になり、ついうかうかと娘盛りの二十歳を越してしまったというのです。
もっとも一度は悪者の手を逃れて、江戸番町の親の家に帰りましたが、少女お六が誘拐されるとき、父親の鎌井重三郎は人手にかかって非業の死を遂げ、家禄は没収、母親はそれを苦に病んで父の後を追い、その後を襲ぐ者もなく、鎌井家は没落、お六は再び悪者に引戻され、美貌