후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(七)平次女難
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(七)平次女難(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 152,696자 · 310화면
「違ったら謝るが、お前さんは、お楽といやしないか」
「えッ?」
女はもう一度心を取直して、橋間の月に平次の顔をすかしました。
「ね、やはりお楽だろう?」
「あッ、銭形の親分、面目ない」
女は毛氈の上へ身を投げかけるように、消えも入りたい風情です。男の羽織と半纏を引っ掛けた浅ましい姿がたまらなく恥かしかったのでしょう。
「銭形の親分さんで、――これは良い方にお目にかかりました。私は長谷川町で小さな質屋をしている笹屋の源助という者でございます。身分不相応な贅で、生意気にお月様などを眺めながら、十七文字を揃えていると、いきなり鼻の先へ人間が降る騒ぎでしょう、全く、こんなに驚いたことはありません」
なるほど、俳諧の一つぐらいは捻りそうな、質屋の亭主にしては、肌合の粋な男。銭形の平次と聞いて、いくらか冷静さを取戻したものか、身投げ女の後ろから、こんな事を言っております。長谷川町の笹屋というと、新しいながら相当繁昌する店で、商売柄平次も満更知らないところではありません。
「お蔭で人一人助けました、とんだ功徳でしたよ」
と平次。
「功徳には違いありませんが、町人はこんな時は何の役にも立ちません」