후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(七)平次女難
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(七)平次女難(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 152,696자 · 310화면
「何だと?」
「薬種屋ならどんな毒薬でも手に入るでしょう」
「誰がそんな事を言った」
「番頭の茂助爺さんですよ。あの親爺は算盤の事しか知らないのかと思うと、四十年も人の飯を食っただけに、なかなか気の付くところがありますよ」
「フーム」
「親分がまた腕を組んだ、この双六も上がりが近いぜ。ね、お静さん――おっと姐御、この秋は少し遠走りして、湯治にでも行こうじゃありませんか」
ガラッ八はそう言って、晩の支度にいそいそと立ち働くお静の美しい後ろ姿を見るのでした。
全く、このガラッ八の予言も見事に当りました。
翌る日の朝、越後屋から急の迎え。
「旦那が殺されて、新助どんが深傷を負わされました。すぐ親分に――」
と言う使いの口上を半分も言わせず、平次は爪楊枝を叩き付けるように、ガラッ八を促して、横山町へ駆け付けました。
越後屋へ行ってみると、全く文字通り上を下への騒動です。
「親分、た、大変なことになりました」
飛んで出たのは、少し狸に似た老番頭の茂助。
「とんだ事だね、番頭さん」
平次は言い残して奥へ入りました。
薄暗い仏壇の奥、独り者の主人が昼でも時々は籠っている八畳の間には、床から抜け出したままの佐兵衛、血の海の中にこと切れております。