후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(二)八人芸の女
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(二)八人芸の女(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 144,562자 · 291화면
「怒るな、八、こう餌に付いて来れば占めたものだ」
平次はその足ですぐ、下っ引富坂の勘助を訪ねました。
「おや、銭形の親分」
荒物屋を表商売にしている勘助は、平次とガラッ八の顔を見るとすぐ裏木戸を開けて、狭っ苦しい代り人目に付かないところへ案内してくれます。
「勘助、外じゃねえが、あの庚申横町の連中をよく知っているだろうね」
「三度のお菜まで知っていますよ、親分」
「竹の市は少し溜めているって言うが本当かい」
「金のあるような顔はしませんが、――大分持っているようです」
「感の悪い盲目だが」
「悪いの悪くねえの、瘤ばかり拵えていますよ、よくあれで牛にも馬にも踏み潰されないことで」
「按摩はうまいのか」
「からっ下手ですがね、内々武家方や町人へ金を廻して利分を取っているという噂もありますよ」
勘助の説明で、竹の市の全貌が次第に判然して来ます。
「お妾のお糸の旦那は誰だえ」
「それが大変なんで」
「大変な旦那と言うと?」
「宗匠ですよ」
「…………」
「路地の突き当りの其月堂鶯谷宗匠ですよ。かなりの年でしょうが、達者なもんで」
勘助は、ニヤリニヤリしております。
「それじゃ路地へすぐ出られる裏木戸へ、内外から錠をおろしたのはどういうわけだ」