후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(八)お珊文身調べ
野村 胡堂
野村 胡堂의 銭形平次捕物控(八)お珊文身調べ(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 143,455자 · 290화면
もっとも、この与次郎の方は、町内の銭湯へ行っていて、女房が殺された時は家に居ませんでしたよ」
佐吉のそう言うのを聞きながら、八五郎は障子を締めると、今度は家の中の間取りを見て廻りました。入口の格子の右が女中部屋で、その先がお勝手、お勝手はすぐ横町の路地へ、木戸一つで通ずるようになっておりますが、御用聞の出入りがあるので、この辺の雪も踏み荒らされております。
入口を隔てて、左が死体を置いてある部屋、その奥が夫婦の居間で、これは昨夜事件のあったところ、妙な間取りで、座敷か納戸を通らなければ、居間から直接お勝手へは出られません。
下女のお駒は、流し元で遅い朝飯のお仕舞をしておりました。二十三四の色白の女で、様子もそんなに悪くありませんが、半面の大火傷の痕で、顔を見るとがっかりします。
姉妹二人、角兵衛獅子に売られたのを、佐吉が引取ってしばらく稼がせていましたが、角兵衛を廃業してからは、下女にして使って、少しは給金でも溜めさせて、故郷の越後へ帰すつもり――、と佐吉は問わず語りに説明してくれました。
もっとも、このお駒というのは、妹の方で、姉はお才といって、大変に良い縹緻だったが、一年ばかり前に死んでしまった――とこれも佐吉の話。