일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(六)結納の行方

野村 胡堂

野村 胡堂의 銭形平次捕物控(六)結納の行方(ぜにがたへいじとりものひかえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 142,597자 · 289화면

아오조라 문고

その時は、大分争ったものと見えて、その辺中さんざん荒らした上、痛々しく血までこぼれていたと近所の者が多勢で言っております。

次は田町の鋳掛屋の倅藤吉、これは十二になって、逞しい子でしたが、夕方使いに出た帰り、近道をして浜で曲者に襲われ、持物も着物も滅茶滅茶に千切って捨てて、それっきり姿を見せません。

三番目は芝口の御家人の子、四番目は飛んで深川大島町の大工の娘、五番目は熊井町の船頭の倅、六番目は――。

平次もガラッ八もこの曲者のやり口の残酷さに、腹の底から義憤のようなものがコミ上げました。さらわれたのは、美しい女の子か、丈夫そうな男の子で、武家も町人も見境はありませんが、一致した点は、いずれも嫌がるのを力ずくで、無理に連れて行った形跡のあることです。金座の石井平四郎の倅のように、何の抵抗もなく、騙されて、連れ出されたのは一人もありません。

もう一つ変っているのは、あとの六人は町内の評判になるほどの綺麗な娘か、賢くて身体の逞しい男の子に限られておりますが、金座の石井の倅勇太郎だけは、乳母のお霜は可愛い子のように言いますが、外の奉公人や近所の人は、容貌も悪く、身体も弱く、心持まで少し発育が遅れて、七つといっても、せいぜい五つぐらいにしか見えなかったと言っております。