후리가나로 읽는 일본 고전
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ずいひつ しんへいけ
随筆 新平家
吉川 英治
吉川 英治의 随筆 新平家(ずいひつ しんへいけ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 213,575자 · 424화면
そういう人生と道への精進が至難であり、凡人のよくなし得ないことは、その時代の人々といえども、現代人の解釈と同じ程度にわかっていた。
多くは、俗生活を宗教色に染めて、後世安穏を願い、現世の艱苦を、仏いじりで忘れようとしたに過ぎない。もっと重大なのは、寺院は、現世生活から離脱した人々の入る所ではなくて、むしろ、そこへ隠れ、そこの関門の内から、現実社会へ働きかけようとした人たちに利用されていたことである。
だから、叡山といい南都といい、教団の中の生活も、じつはそうした人々が持ちこんだ現実社会の一部で、なんの別世界ではなかったのだ。それを“法の御山”といい“名僧智識の家”と見るので、複雑が増し、奇怪な山法師の行動にも見えてくる。
政界に失脚したり戦いに敗れた者などが、出家の形をとって寺院に慎むが、もちろん方便もあるから、すべてが心から名利を断った者と見るわけにはゆかない。
失意、失恋は、よく動機となっている。「蜻蛉日記」「更級日記」「堤中納言物語」などに扱われている女性。また源氏や古典平家のうちの出家を見れば、すべての女性に女性の落ち行く先が共通している。