일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

まおうものがたり

魔王物語

田中 貢太郎

田中 貢太郎의 魔王物語(まおうものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,506자 · 23화면

아오조라 문고

平太郎は行灯の前に一人ぽつねんと坐って前夜のことを考えていた。執拗な妖怪のために既に命を捨てようとした其の愚かさを顧みて、我と我身を嘲っていた。そして、暫くして我に返って前の方に眼をやると、裃を着けて両刀をさした立派な武士が悠然として立っていた。

「おのれ妖怪」と、云いさま平太郎は刀を抜いて起ちあがると、武士は莞と笑って背後の壁の方へ退いたが、其のまま姿は浸み入るように壁の中へ消えた。

平太郎は持てあました。彼は刀をかまえたなりに壁の方を見つめていた。

「汝が如何に我を斬らんとするも、とても斬ることはできない、今夜は汝に云うことが有って来ておるから、刀を収めて静に聞け」と、壁の中から声がした。

平太郎はとても己の手にあうべきものでないと諦めたので、云うなりに刀を鞘に収めて座に返った、すると壁の中から朦朧と初めの武士が出て来て其の前に坐った。

「今こそ我が名を名乗らんが、我は狐狸などの類にあらず、日本国中に在る高山を往来する山本五郎左衛門と云う魔王なるぞよ、此の一月ばかり汝が家に来りて異形を顕わせしは、さる五月雨の比、汝が大熊山に登りし時、途に往き合いて、其の相をみるに、此の七月汝の身に災の来ることが顕われておったから、それを防ぎつかわさんために来た者で、決して汝に災せんために来りしにあらず」