轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ヨブきこうえん

ヨブ記講演

内村 鑑三

丸の内の大日本私立衛生会館における内村聖書研究会においてのヨブ記講義、1920(大正9)年4月25日~6月27日、9月12日~10月10日、10月24日、11月21日、12月19日

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 92,828 字 · 185 页

青空文庫

第一講 ヨブ記はいかなる書であるか

第一講 ヨブ記はいかなる書であるか

◯ヨブ記の発端は一章、二章にして、十九章がその絶頂たり、それより下りて四十二章を以て終尾となす。しかしこの四つの章を読みしのみにては足らず、その間に挟まる各章を読むは、あたかも昇路及び降路において金銀宝玉を拾うが如くである。故に四十二章全部を心に留めねばならぬのである。

◯注意すべきはヨブ記の聖書における位置である。すべて聖書中に収めらるる各書の位置を知るは、その書の研究上大切なる事である。まず新約聖書を見るに、マタイ伝より使徒行伝までは「歴史」、最後の黙示録は「預言」にして、その間に挿まる使徒らの書翰は「霊的実験の提唱」ともいうべく、「教理の解明」とも称すべく、または簡単に「教訓」とも名くべきである。歴史と預言は教会及び人類の外部の状態に関し、教訓は個人の内界に関するもの、外より教えまた内より教うるのである。そしてこの事は旧約聖書においても同様である。その三十九書中、初の十七書は歴史、終の十七書は預言、そしてその間の五書すなわちヨブ記、詩篇、箴言、伝道之書、雅歌は心霊的教訓である。そしてヨブ記がこの教訓部の劈頭第一に位するに注意せよ。