轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ぞくほうしこう

差別の根源を考える

喜田 貞吉

喜田貞吉『差別の根源を考える』。同一底本的分册已合并为一书。收入:俗法師考、融和促進、融和問題に関する歴史的考察。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 147,985 字 · 289 页

青空文庫

9 お互いの諒解と真の融和

いわゆる「水平運動」は、あくまでも差別撤廃のみに向かって突進すべきもので、その差別撤廃が実現せられた暁は、すなわち水平運動終局の時であり、ここに始めて真の融和が実現せられて、もはや特殊部落も水平社もなくなってしまうべきものであります。

9 お互いの諒解と真の融和

しかしながら、真の融和を求むるには、すべからく差別者被差別者双方の間に、よく諒解するところがなければなりません。自分どものみの力をもって、自分どもの運命を開こうとすることはきわめてよろしい。しかし融和とは、両者の間の融解和合であります。単に一方のみの運動をもってしては、真の融和は求めがたい。たとえば例の徹底的糾弾であります。頑迷なる世間はあるいはその威力に恐れて、表面両者間の差別が撤廃されるかもしれません。あるいはさらに空想を逞しゅうすることが許さるるならば、昔の武家政治の時代において、少数の武士が両刀を手挟んで、多数の丸腰の百姓町人を圧迫し、傲然としてその上に立ったように、一般普通民をして道を避けて通らしめることができえないともかぎりません。過去の水平運動者の中には、あるいはかつてそんなことを夢想していたものがあったかもしれません。