轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ぞくほうしこう
差別の根源を考える
喜田 貞吉
喜田貞吉『差別の根源を考える』。同一底本的分册已合并为一书。收入:俗法師考、融和促進、融和問題に関する歴史的考察。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 147,985 字 · 289 页
ただし、人を斬ること大根をでも切るが如く、多数の同胞の首級をあげえたのを手柄として、高い地位を贏ちえた武士、わずかばかりの遺恨によって、容易に相手の命を取った武士、わずかばかりの無礼を咎めて、容易に百姓町人を斬り捨てた武士、人を斬るのが恐ろしくては戦場に立てぬと、無辜の人を辻斬りして、胆力を養うの必要をまで感じた武士、その武士の子孫が、残忍性遺伝の問題によって、縁組から嫌われたことがありましたでしょうか。獣を屠ることの代りに、人間の子をおろしたり圧殺したりして平気でいたものと、獣はこれを屠っても、堕胎間引きの罪を犯すに忍びなかったものと、残忍性の遺伝の分量はどんなものでしょう。これはもちろん一場の戯言にすぎませんが、少くとも私の親しく接したいわゆる部落の人々には、個人的にそう残忍性を帯びたというものを認めておりません。その代りに私は関東大震火災の直後において、興奮と群集心理とによる人間の残忍性の、いかに猛烈なものであるかを現実に見せつけられました」と答えたことでありました。(融和資料第一輯『融和促進』(財)中央融和事業協会、一九二六年一月)