轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ぞくほうしこう
差別の根源を考える
喜田 貞吉
喜田貞吉『差別の根源を考える』。同一底本的分册已合并为一书。收入:俗法師考、融和促進、融和問題に関する歴史的考察。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 147,985 字 · 289 页
の結果ついに社会のドン底に落ちこむに至ったものだということを確信するを得ました。
しからばこれを今日の社会の状態と比較しましたならば、過去にエタといい、非人といって、まるで人間以外のものであるかの如くにまで思われた人々も、その先祖を尋ねてみますと、実は今日孤児院や養育院に収容せられて、世間の扶助によって生活しているものや、あるいは遠く郷里を離れて、住宅を有せず、やっと木賃宿生活をなしつつ、その日その日の労働に衣食する、いわゆる自由労働者等と、なんらの区別のあるものではありません。かくてその流れはいろいろの職業に分かれまして、中には早く解放せられたものも少くありません。現に今日社会に闊歩している立派な地位職業の人々の中にも、よくその過去を洗ってみたならば、かつては同じ落伍者の流れの末であったものが、はなはだ多いのであります。ただその同じ落伍者の流れの中でも、特に長吏として皮革業に従事し、肉食の古風を伝えていたもののみが穢れ多しとして、ことさらに差別されたにすぎないのであります。されば今日世間の一般が肉食を常として、決してこれを穢れとしないのであってみれば、今にしてこれを差別すべき理由がどこにありましょう。