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ぞくほうしこう
差別の根源を考える
喜田 貞吉
喜田貞吉『差別の根源を考える』。同一底本的分册已合并为一书。收入:俗法師考、融和促進、融和問題に関する歴史的考察。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 147,985 字 · 289 页
2 声聞師の名義に関する諸説
特志の方は本文について、同君の研究を玩味されたい。
2 声聞師の名義に関する諸説
柳田君の研究は誠に結構なもので、その最後の名義に関する考説を除いた以外は、その言っておられるところはことごとく真相を得たものとして賛意を表するに躊躇しない。しかしながら自分は、柳田君の観察せられたほかにもなお彼らに重要な職務のあったことを認めるのである。またその名義については、自分にいささか異説があって、その名義の考証からして、自分はさらに彼らの起原を観察し、またその職業上における分派についても考えてみたいと思うのである。柳田君のすでに引証せられたところの彼らの職業に関する見解は、いずれも正当であることを信ずるものであるから、したがって自分はさらに同じようなことを繰り返すの徒労を避けて、すべて氏の発表を敬重し、失礼ながらさらにその上に、他の史料からいささか狗尾を継ぎ足して、彼らの実体をいっそう立ち入って考えてみたいつもりである。
さてショウモンまたはショウモンジは、古くは普通に声聞(師)と書いたようである。山科『言継卿記』(大永―天正)にはいつもこの字を用いている。興福寺大乗院尋尊の『寺社雑事記』