轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ちえのいちたろう
智恵の一太郎
江戸川 乱歩
象の鼻「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1942(昭和17)年1月<br>消えた足跡「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1942(昭和17)年2月<br>智恵の火「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1942(昭和17)年3月<br>名探偵「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1942(昭和17)年4月<br>空中曲芸師「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1942(昭和17)年5月<br>針の穴「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1942(昭和17)年6月<br>お雛様の花びん「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1942(昭和17)年7月<br>幼虫の曲芸「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1942(昭和17)年8月<br>冷たい火「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1942(昭和17)年9月<br>魔法眼鏡「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1942(昭和17)年10月<br>月とゴム風船「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1942(昭和17)年11月<br>兎とカタツムリ「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1942(昭和17)年12月<br>白と黒「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1943(昭和18)年1月<br>風のふしぎ「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1943(昭和18)年4月<br>飛行機を生み出すたのもしい力「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1943(昭和18)年7月
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 67,333 字 · 134 页
いくら火箸でさぐっても、手ごたえがありませんし、たとえはさんでも、スルスルとぬけて行ってしまいます。
お母さんと一太郎君は、しばらくの間、火箸で灰の中を縦横無尽にかきさがしていましたが、いつまでたっても針は見つかりません。もうあきらめてしまう外はないように思われました。
一太郎君は火箸をおいて、しきりと考えていましたが、すると雲間から月が出るように、またしてもハッと名案が浮かんで来たではありませんか。
「アッ、お母さん、いいことがある。まっていらっしゃい。きっと僕が探し出して上げますからね」
一太郎君はそういったかと思うと、あわただしく自分の勉強部屋の方へかけ出して行きました。
読者諸君、おわかりになりましたか。一太郎君はいったいどんな名案を思いついたのでしょう。まだおわかりにならない方は、ここでちょっと本をおいて、一つ考えて見て下さい。
やがて一太郎君は勉強部屋から、何か小さな黒いものを持って、ニコニコしながらもどって来ました。
「お母さん、見ていらっしゃい。わけなく探し出せますからね」
一太郎君はそういって、その小さな黒いもので、火鉢の灰の中を、あちこちとかきさがしていましたが、やがて、