轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

とうきょうじんのだらくじだい

東京人の堕落時代

杉山 萠円

「九州日報」1925(大正14)年1~5月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 123,226 字 · 247 页

青空文庫

押収フイルムの公開

とか何とか真面目な名前をつけてブローカーの手に渡す。もしくは、自分の配下か又は自身に「○○活動写真会」なぞいうものを組織して、映写して廻らせる。

お花客は常に上流の家庭である。だから料金はいつも高価である。外国にあるという、興行的な料金を取るものがどこかで秘密にやっていはしまいかと注意して見たが、これは気が付かなかった。当局でも当業者も、無論そんなものはまだあるまいと云った。

結局、日本では上流の家庭ばかりという事になる。

「近頃の富豪の家には映画室を兼ねた寝室だの書斎だのがありますよ。外国では普通だそうですが……」

と或るフイルム仲買人は笑って云った。(後に出る変態性欲用具の項参照)

こうした上流の人士が民心の頽廃を嘆いて、吾が児の活動見物を差し止めるのかと思うと可笑しい。

押収フイルムの公開

震災前、このようなフイルムに対する当局の取締がちょっと厳重になった事がある。但、ことがあるだけで、結局、製造の手段が以前よりも巧妙になっただけに止まった。

現在東京で流行しているこの種のフイルムの中には、舶来物もあるにはあるが僅らしい。十中八九和製と見ていい程に製造が盛である。