轻松读懂日语经典作品
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たいない
胎内
三好 十郎
「中央公論」1949(昭和24)年4、5月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 68,766 字 · 136 页
それでもって、お前の口を買収しようなんて、そんなケチッくせえ量見は持たねえ。遠慮なく取っとくさ。あと、俺のことを指さそうと指さすまいと、ヘヘ、自由にやんな。ただ、そうすれば、あとでどんな目に逢うか、覚悟だけはしといた方がいいかな。俺がくらいこんだって、あとに、命のいらない若いもんの五人や十人はいるからねえ。ハハ。……そんなことよりも、どうだ、俺の仕事をチット手つだわないか? 悪いようにゃしないよ。どうせ、お前は、死ぬか……いずれ、そういったつもりだったんだろ? どうせ人間、だまっていても死ぬ時が来りゃ死ぬ。急いでみたって同じこった。それよりも、生きて好きなことの一つや二つやってみたらどうだ? え? 俺といっしょに行かないかね? どうだよ?
佐山 ……(ボンヤリ、サツタバの方を見ている)
花岡 二千や三千のことで、強盗や人殺しをしている人間だって、ある。みんな生きて行きたいからだよ。しかしバカさね、そんな奴は。そんなバカな、手荒いことをして、てめえで、てめえの首をしめるんだ。もうすこし要領よくだな――(額をたたいて)つまり、これだ。こいつを働かして要領よくやれば、いくらでもおもしろいことはころがってる。