轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ヨブきこうえん
ヨブ記講演
内村 鑑三
丸の内の大日本私立衛生会館における内村聖書研究会においてのヨブ記講義、1920(大正9)年4月25日~6月27日、9月12日~10月10日、10月24日、11月21日、12月19日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 92,828 字 · 185 页
そしてこの事は今日といえども変わるべきはずがない。苦悶者の真の行き場所は教会にあらず、教師にあらず、宗教書類にあらず、神の所作物たる自然の万物万象である。それに親みて神を見、かつ己の真相を知り、以てヨブの如き平安と歓喜を味うに至るのである。ヨブ記はこの事を教うる書物である。
◯英の天然詩人ウォルズオス、彼は少時より天然を熱愛せしといえども、しかも初より天然を以て悉く足れりとした人ではなかった。少壮にして彼は社会の改善に心を労し、一度は仏国革命に投じて理想の実現を計りし英気勃々たる青年であった。しかし彼は遂に文化世界の中に真理と生命を求むるの無効なるを悟りて、カムバランドの片田舎に退きて、天然世界の中に神の御手を拝し、人生の本趣を見たのである。彼が天然を讃美したのはただ天然を讃美したのではない、彼は天然において神を讃美したのである。我らまた彼に倣うべきである。
◯(第三)ヨブの最初よりの言に依て見るに、彼はもとから天然に親める人である。しかるに今に至って天然を示されて神の前に平伏するに至りしは何故か。これ明かに一の難問題である。殊に今日の聖書註解者にとってはそうである。