轻松读懂日语经典作品
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なのかななよ
七日七夜
山本 周五郎
「講談倶楽部」大日本雄弁会講談社、1951(昭和26)年5月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 17,818 字 · 36 页
八
彼女は片手に金の包を八つ持って、片手でこっちを指さし、そしてかなきり声で喚きたてた。
「この男がやったんだよ、この男が、刀を取上げちまいな、そいつは泥棒なんだ」
昌平は暴れた。すると誰かが頭を殴った。躯がぐるぐる廻転し、地面が斜に揺れた。どこかへ落ち、殴られ、首を絞められた。
――みな殺しだ、みんな斬ってやる。
彼は刀を取りたかった。しかし伸ばした手は濡れた冷たい泥を掴んだ。また首を絞められ、はね起きようとすると殴られた。
「お母さま」昌平は思わず叫んだ、「――堪忍して下さい、もうしません」
八
昌平がわれに返ったのは朝のことである。だが彼は医者から口をきくことを禁じられ、まる三日のあいだ、黙って寝ていなければならなかった。
彼はひどい病気なのであった。
あとでわかったのだが、あのばかげた遍歴と雨に濡れたのが原因らしい。高熱が続いて、始めは嘔きけにも悩まされた。けれども意識は割とすれば明瞭であった、自分が「仲屋」の奥に寝かされていることも、人の出入りもよくわかった。
佐兵衛という男や、錺職の徳治や、それから喧嘩相手の若者と、その親方というのが伴れ立って、謝罪に来た。