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にっき

日記

宮本 百合子

33 一九五〇年(昭和二十五年)

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 9,740 字 · 20 页

青空文庫

七月十五日ごろ、いろいろ

花火があっちこっちであがっている、新聞に納涼踊の写真。徳田その他へタイホ状が出ることにきまった。

七月二十日「潜行□九氏」のマン画、左で暴力革命の発射準備。右で国際派弾圧、徳、眺望鏡の図の眺望鏡を出して見ている、オマワリのくつ、その前でまわれ右まわれ左している、

○七月二十五日『活動指針』九州地方委員会の「宮本、志賀、春日庄次郎の政治的責任を追究する」という文章をのせ、宮本は「分派の精神的支柱から今や分派そのものになった」由。

○中国地方委員会決定として、多数派分派の策動をバクロし、党の統一のために中央委員会の確立を要求している。

東京都委、区委。各地区細胞に宮本、志賀除名決定をおしつけて、賛成しない党員は除名、それを反対した細胞は解散とおどしつけている、中央区では決定した。

×本部細胞で、下からの決定を出させることに成功したから普及する。自己批判せよ、自己批判とは、特高的自白要求。意見はうけつけない。

七月二十八日 夕立、おいてある氷から湯気の立つのが見えている、せみの声、青桐の葉をうつ雨。「そんなところへ行くなんて! 何のしかけがあるかわからない」