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にっき

日記

宮本 百合子

20 一九三六年(昭和十一年)

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 15,424 字 · 32 页

青空文庫

十月八日

十月九日

十月十日

十月十一日

志賀高原へゆく。朝、宿の弟が、すみませんがお一緒にという後に、丸髷の女房をつれたドテラ男が立っている。イヤとも云えず。結局六人。自動車途中でギャソリンをなくして(※(3分の2、1-7-89)のところで)あと歩き、旭山にのぼり、そこで中食。それから丸池のヒュッテのところまで又のぼる。景色は雄大で、実に心を誘う。日にやけて夕方かえって来たら、学校の教師のドンチャンさわぎ。十二時すぎまで。あまりうるさいから、床の中に腹ばいになって、

十月九日(金曜)

この日の夕方六時に、国男が盲腸手術のため、ケイオーに入院した。

一時間半の手術の由

腸の間にねじれ込んでいた由

普通の三倍の長さあった由。

一ヵ月入院の予定の由。

十一日のスエ子のハガキではじめてわかった。びっくりした。余りのむから、夜更しをするから、何だかびっくりしながら腹が立った。かわり番こに家じゅう病気している!

十月十日(土曜)

三日づけの手紙来。

十月十一日(日曜)

○mへの手紙、何だか気持が落付いていないので、うまくかけず。きのうから珍しくかき直したり、ほぐを出したりしている。

十月十二日(月曜)雨。