轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
まつのみさおびじんのいきうめ
松の操美人の生埋
三遊亭 円朝
02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 88,963 字 · 176 页
十
山三郎は惜気もなく二十両の金を井桁屋米藏に遣りましたが、人は助けて置きたいもので。山三郎、江戸屋半治は相州浦賀へ帰り、小兼馬作は芳町へ、彼の田舎者二人は共々連立って高沢町へ帰りました。
十
扨てお話は二岐に分れ、白金台町に間口は彼れ是れ二十間許りで、生垣に成って居ります、門もちょっと屋根のある雅致な拵えで、後の方へまわると格子造りで、此方は勝手口で、格子の方をガラ/\と開けて這入って見ると、中見世の玩具屋にありそうな家作りであります。此の日芸者小兼は早く起きて白金の清正公様へお詣に行きました。一体芸者衆は朝寝ですが、其の日は心がけて早く起き、まだ下女が焚付けて居て御飯も出来ないくらいの所へ、
兼「御免なさい/\」
下女「はい、入っしゃいまし、何所から」
兼「あの粥河様のお邸は此方さまで」
下女「はい、手前で、何方から」
兼「芳町のかねが参ったと御新造様にそう仰しゃって、誠につまらん物でありますがお土産のしるしに是を何卒上げて下さい」
下女「左様で」
と下女が案内して奥へ通し、八畳敷ばかりの茶の間で、片方に一間の床の間があって脇の所が戸棚になって、唐木の棚があります。