轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ながやてんいちぼう

長屋天一坊

山本 周五郎

「講談雑誌」博文館、1950(昭和25)年5月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 29,453 字 · 57 页

青空文庫

第七席 金太銀太大笑いのこと

「ああそうだろう、源左は馬鹿で間が抜けてるからな、いつも芥溜ばかり引掻き廻して、痛ッ」

「これはどうも、仰せのほどまことに、へっへ……、で、なんでござりますかな、その御出生の地などはいずれの方面でござりまするかな」

「ああそうだろう、よき、よきよき、よきに取り扱え」

「へへっ恐れ入り奉りまする、次に御生母様はいまだ御在世なりや、これまでいずれに御在住ありしや、そのへんのところお漏らし下さりょうなれば」

「漏らさなくちゃいけないのかい」

「ぜひひとつお漏らしのほどを、へい」

「あたいはね、漏らしたくないけどね」

「ちょちょ、ちょっと待った」銀太は吃驚して叫んだ、「てめえ、いいえ、おまえさん前を捲ったりしてどうするんだ」

「この人がね、ここで漏らせって云うから」

「へっへ……、いやこれはどうも」吾助は愛想よく笑ったろう、「見ろ銀太、な、お育ちは争えない、御冗談にもしろ畳の上へ悠々とお漏らしなさろうという、この一事だけでも貴いお血筋だということは、儂などにはもう、そこはこの眼識だて」

第七席 金太銀太大笑いのこと

並びに臼「ごやくいん」の鼻に惚れること

「へええ面白えもんですな、なあ金太、いまのをおめえ聞いたか」