轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
しゅっけとそのでし
出家とその弟子
倉田 百三
「生命の川 第一巻第二号~第二巻第二号」1916(大正5)年11月16日~1917(大正6)年3月5日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 121,812 字 · 248 页
(退場)
僧一 遠方から参ったものと見えますな。
僧三 熱心な同行衆でございますね。
唯円 お師匠様に会いたさにはるばる京にたずねて来たのですね。私は殊勝な気がいたします。
親鸞 (黙って考えている)
僧二 (同行衆六名を案内して登場)
親鸞 (同行衆の躊躇しているのを見て)さあ、こちらにおいでなさい。遠慮なさるな。
唯円、席をととのえる。同行衆皆座に着く。
親鸞 私が親鸞です。(弟子をさして)この人たちはいつも私のそばにいる同行です。
同行一 あなたが親鸞様でございましたか。(涙ぐみ親鸞をじっと見る)
同行二 私はうれしゅうございます。一生に一度はお目にかかりたいと祈っていました。
同行三 逢坂の関を越えてここは京と聞いたとき私は涙がこぼれました。
同行四 ほんになかなかの思いではございませんでしたね。
同行五 長い間の願いがかない、このような本望なことはございません。
同行六 私はさっき本堂で断わられるのではないかと気が気でありませんでした。
親鸞 (感動する)よくこそたずねて来てくださいました。私もうれしく思います。どちらからお越しなされました。
同行一 私どもは常陸の国から参りましたので。