轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
じごくふうけい
地獄風景
江戸川 乱歩
「江戸川乱歩全集付録冊子 探偵趣味」平凡社、1931(昭和6)年5月10日~7月10日、9月10日~1932(昭和7)年1月8日、3月10日<br>メリー・ゴー・ラウンド以下「江戸川乱歩全集 第十一巻」平凡社、1932(昭和7)年4月10日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 53,774 字 · 108 页
大砲買入れ
声のない叫びを叫んでいた。
若し、木島刑事がリップ・リーディングを心得ていたなら、今断末魔の餌差宗助の鯉の様な唇から、身の毛もよだつ呪咀の言葉を読み得たであろうものを惜いかな、彼は、唇の文字には少しも通じていなかった。
無論二人は、直に廻り路をして、その水槽へ駈けつけたけれど、もう手遅れだった。宗助は何者かの為に胸を刺されて、その水槽へ投げ込まれ、已にこときれて浮上っていた。
本号で犯人探しを締切ります。犯人探しにはふさわしくない変なお話になってしまいましたが、読者の多くは、論理的にではなくても、作者の隠している真犯人を、已に感づいていらっしゃることと思います。それを答えて下さればよいのです。
大砲買入れ
ジロ娯楽園のメンバーは、今や残り少くなった。
先ず治良右衛門の第二の恋人諸口ちま子が、次に湯本譲次の恋人原田麗子が、次に美少年三谷二郎が、次に大野雷蔵の恋人人見折枝が、そして、せむし男の餌差宗助が次々と不思議千万な方法で殺害されて行った。
一度は短剣投げの名手湯本譲次に嫌疑がかかったけれど、結局無実と分って留置場から楽園に帰されて来た。
名探偵木島刑事が楽園に泊り込み、日夜探偵に努力していたけれど、何時迄経っても何の手掛かりさえ掴めなかった。