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こさかいふぼくしゅうはしがき

少年科学探偵

小酒井 不木

小酒井不木『少年科学探偵』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「小酒井不木集」はしがき、深夜の電話、紅色ダイヤ、暗夜の格闘、髭の謎、墓地の殺人、塵埃は語る、白痴の知恵、玉振時計の秘密、頭蓋骨の秘密、自殺か他殺か、『少年科学探偵』序、紫外線、現場の写真、科学的研究と探偵小説。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 152,885 字 · 308 页

青空文庫

と叔父さんは不思議そうに俊夫君の顔を見つめました。

私は何が何だか分からぬので、しばし、呆然として、そこに立っていました。

「叔父さん、まあおかけなさい。兄さんもそちらへおかけなさい」

こう言って俊夫君は、得意げに今までの探偵の筋道を語りはじめました。

「叔父さん、叔父さんは、このダイヤを僕にくれてやろうと思って、僕の力をためしたのでしょう? はじめ、あの匿名の手紙を見たとき、見覚えのある筆跡だと思いました。それから手紙の上の指紋をとりましたら、それは叔父さんの指紋でした。いつか僕が、お父さんやお母さんや、叔父さんの指紋を集めたことがあったでしょう。僕はそれと比べてみたのです。

それから金庫の上にあった指紋も叔父さんのでした。ですから叔父さんが犯人かとも思ったんですけれど、叔父さんの紙を誰かが盗んで使ったのかもしれず、金庫の上に叔父さんの指紋のあるのは、当たり前であるし、それにあの暗号が気になったものですから、叔父さんを犯人と断定するのはまだ早いと思いました。

ところが暗号を解いてみると、僕を嘲った文句が出ました。そこへ暗号を切り取った新聞が昨日の『読売新聞』