轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ぞくほうしこう
差別の根源を考える
喜田 貞吉
喜田貞吉『差別の根源を考える』。同一底本的分册已合并为一书。收入:俗法師考、融和促進、融和問題に関する歴史的考察。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 147,985 字 · 289 页
しかも応仁・文明頃においては、いわゆる川上の唱門との間に明らかに区別が認められていたのである。
ここにおいてさらに考うべきは、奈良坂非人とこの地の癩病患者と、宿(夙)及び猿楽の起原とに関する伝説である。奈良坂春日社の縁起(『坊目考』による)によるに、夙の者の祖弓削浄人が、散楽俳優をなして春日神に父の白癩平癒を祈った。これが「申楽翁三番叟」の起原であるといっている。これを夙というのは、毎日つとに起きて市中に来たり、四季の花や果実やを売って歩いたので、市人がこれを弓削の夙人といった。これが今の夙人の始祖だとあるのである。夙人の元祖を弓削浄人とは考えたもので、彼は癩を煩った父春日王のこの奈良坂の隠室に来て、弓箭を削るを業としたとある。けだし弓削の姓をこれに利かせたものであろう。京都祇園の犬神人が絃指を職として、「つるめそ」の名を得たのと南北相対して面白い。また浄人とはすなわちキヨメで、掃除人の称である。キヨメは『塵袋』にエタとある。その浄人と弓削とを取り合わせ、それを夙の祖として、癩非人と猿楽との関係を結び付けたところは巧みと言わねばならぬ。彼らの起原がそれぞれに別であるとしても、いずれその間になんらかの脈が通っていたのであろう。