轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

おそろしきつや

恐しき通夜

海野 十三

「新青年」1931(昭和6)年12月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 15,092 字 · 30 页

青空文庫

僕達は不意に手を離してしまって床の上にと抛げだされて瘤を拵えたり、ドッと衄血を出したり、筋をちがえた片腕を肩に釣って疼痛にボロボロ泪を流しながらも、奇怪なる舞踊をつづけたのだった。だが僕達の身体は清浄で、C子はまだ処女だった。時分はよしと、僕は彼女を、秘密室のあるダンス場めぐりに連れ出したのだった。それから四五日経って、C子は逆に僕を挑んだのだ。だが僕は素気なく拒絶した。拒絶されると反って嵐のような興奮がC子の全身に植えつけられたのだった。すべて僕の注文どおりだった。其の翌日、僕は、六ヶ月かかって発酵させたC子という豊潤な美酒を、しみじみと味わったことだった。

こうして僕が味わった女の数は、百を越えている。こんなことを、貞操蹂躙とか色魔とか云って大騒ぎする奴の気が知れない。『洗滌すれば、なにごともなかったと同じように清浄になるのだ』とロシアの若い女たちは云っているじゃないか。それに違いない。誰もが、徹底して考えて実行すればいいのだ。そりゃ中には捨てた女からピストルをつきつけられることもあるが、何でもない。万一射ちころされたとしても散々甘味な酒に酔い痴れたあとの僕にとって『死』