轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

しんたからじま

新宝島

江戸川 乱歩

「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社、1940(昭和15)年4月~1941(昭和16)年3月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 99,590 字 · 197 页

青空文庫

皆が校歌を合唱したり、じょうだんをいいあったり、笑ったり、叫んだり、そのさわがしさは一通りではありません。

そうしてやっとごちそうが出来上って、鹿の焼肉にソースをかけて、湯気の立つ白いごはんを食べた時のおいしさ。ごはんはなんだかあまりうまく焚けていなかったようですが、でも、三人はそのおいしさが一生涯わすれられないほどでした。むろんポパイも、たらふくごちそうになったことはいうまでもありません。

食事がすんだ時には、あまりたくさんつめこんだので、三人とももう動くのもいやになって、ちょうど午後の日ざかりでもあり、しばらく涼しい洞窟の中でやすむことにしました。

そうしてゆっくりくつろぎながら、又いろいろと今後のことを相談したのですが、その時一郎君が一つの名案を考えつきました。

「このテーブル掛の白麻で、国旗をつくろうじゃないか。そして、僕たちのけずったオールにむすびつけて、あの岩山のてっぺんに立てるんだよ。そうすれば、遠くを通る船にだって、国旗が見えるにちがいないよ。ここに日本人がいるというしるしなのさ。こんな無人島に日本の旗が立っているなんておかしいと思って、きっとボートをこぎつけて調べるよ。