轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ごくちゅうせいかつ

獄中生活

堺 利彦

「楽天囚人」1911(明治44)年3月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 15,443 字 · 31 页

青空文庫

一七 獄中の音楽

それに彼奴ら義理が堅くてとッつかまってもめったにボロを出しゃしないや。いつやら兄さんも一しょに来い来いというからついて行って見ると、ある宮の境内にきて、兄さんお酒が好きだから今にもって来てやる、ここに待っていろという。暫くするとビールを二本さげて来た。コップがないというと、またはしりだして今度はガラス屋からコップを一つさらって来た。ホントにおかしいように便利なもんだぜ。」

一七 獄中の音楽

囚人半月天を見ず。

囚人半月地を踏まず。

されど自然の音楽は、

自由にここに入り来る。」

朝は朝日に雀鳴く。

わが妻来れ、チウチウチウ。

子らはいずこぞ、チュンチュンチュン。

ここに餌あり、チュクチュクチュク。」

夕は夕日に牛の鳴く。

永き日暮れぬ、モオオオオ。

務め終りぬ、モオオモオ

いざや休まん、モオモオモオ。」

夜は夜もすがら蛙鳴く。

人は眠れり、ロクロクロク。

世はわが世なり、レキレキレキ。

歌えや歌え、カラコロコロ。」

晴には空に鳶の声、

笛吹くかとぞ思わるる。

羽衣の袖ふりはえて、

舞うや虚空の三千里。

舞いすまし、吹きすます。

ピーヒョロリ、ピーヒョロリ。」

雨には軒の玉水の、

鼓打つかと思わるる。