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わたしのしごと しょうこうのしごと

青帛の仙女

上村 松園

上村松園『青帛の仙女』。同一底本的分册已合并为一书。收入:私の仕事 松篁の仕事、わが母を語る、明治懐顧、昔尊く、古い記憶を辿って、芙蓉の花にも似た美しい楊貴妃を、冷かされた桃割娘、日本画と線、土田さんの芸術、栖鳳先生を憶う、随想、三味線の胴、今日になるまで、芸術三昧即信仰、砧、北穂天狗の思い出、寛政時代の娘納涼風俗、女の顔、想い出、帯の巾が広すぎる、大田垣蓮月尼のこと、絵筆に描き残す亡びゆく美しさ。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 28,693 字 · 68 页

青空文庫

それに対して筆を持ってじかに直されるのでなく、その順序を暗示的に導かれるのどす。私も一生懸命に勉強しました。一心になってな……。絵も写生や粉本ばかりでなく、古い絵の研究も怠らず、北野縁起絵巻なども先生につれられて写しに参りました。明治二十八、九年頃には歴史画が、そうまあ流行どすな、全国青年共進会に御苑の桜が咲き門外で供侍が待ち、新田義貞と勾当内侍を描いた大和絵式のものを出品しまして先生のお賞めにあずかった事を未だに忘れずに居ります。その時分は人物を大きく描かず風景と取り合わせた傾向のものが多かったようどす。先生は学校からお帰りになると塾生を親切に指導され、展覧会の出品もその後で描かれたもので、その親切さと御熱心な指導には感心さされて居りました。

東京美術展覧会に昔出品された〈西行法師〉の図は墨絵の考案になったもので応挙を遥かに越えたものだと今でも浮かんで出て来ます……。それに、〈春の草叢〉と題して庭園の春の芭蕉の下に鼬を描かれた出品画なども大変に当時の画壇に反響を与えた、よい作でありました。

七十七の喜の字のお祝いを致されおめでたい事どすと喜んで居りました。