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わたしのしごと しょうこうのしごと
青帛の仙女
上村 松園
上村松園『青帛の仙女』。同一底本的分册已合并为一书。收入:私の仕事 松篁の仕事、わが母を語る、明治懐顧、昔尊く、古い記憶を辿って、芙蓉の花にも似た美しい楊貴妃を、冷かされた桃割娘、日本画と線、土田さんの芸術、栖鳳先生を憶う、随想、三味線の胴、今日になるまで、芸術三昧即信仰、砧、北穂天狗の思い出、寛政時代の娘納涼風俗、女の顔、想い出、帯の巾が広すぎる、大田垣蓮月尼のこと、絵筆に描き残す亡びゆく美しさ。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 28,693 字 · 68 页
どういうわけかと言うと、そのあとの毛を根に巻きつけるとか、何処かにぐるぐると入れるのだが、私のは毛がながいために入れるところがない。それで私は櫛巻にしている。若い時分から櫛巻ばかりでつづけてきた。こうしておくとその手につかみ切れぬほど多い毛の始末にこまるということがない、で櫛も特に大きなのを使って、それにぐるぐると巻きつける。そうして外を歩くと、子供達が、あの人のまげは大きな髷だと言って、よく見られたものでした。その恰好が丁度、アルラカルラの仏像のあたまのようでした。でもいまはよほど少なくなったけれども……。
私の毛は枝毛と言うのでしょうか、先の方へ行って、すぽっと細くなっていない。そのころは母に結って貰っていましたが、母も荷厄介にしていて、「また大たぐさに結う……」と言っては結ってくれたものです。
櫛巻にしていると、簡単で、自分の手で出来て、身が楽で、つとやねかもぢを入れて、中ぼんのところがつるつるに禿げる事もなく、毛たぼをいっぱいにつめこんで、それで頭がむせるということもない。いままで秋になると毛が抜けるというようなこともありませんでした。
すきな顔、芝居の中などで、新地などと言う廓方面の一流の誰々言う知名の美人にしても沢山みるけれども、そして矢張絶世の美人というものもあるが、九條武子さんのような人