轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
わたしのしごと しょうこうのしごと
青帛の仙女
上村 松園
上村松園『青帛の仙女』。同一底本的分册已合并为一书。收入:私の仕事 松篁の仕事、わが母を語る、明治懐顧、昔尊く、古い記憶を辿って、芙蓉の花にも似た美しい楊貴妃を、冷かされた桃割娘、日本画と線、土田さんの芸術、栖鳳先生を憶う、随想、三味線の胴、今日になるまで、芸術三昧即信仰、砧、北穂天狗の思い出、寛政時代の娘納涼風俗、女の顔、想い出、帯の巾が広すぎる、大田垣蓮月尼のこと、絵筆に描き残す亡びゆく美しさ。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 28,693 字 · 68 页
芸術家として芸術上の悩みに突出る度に、わたしはその後芸術三昧のうちに、信仰を抱いていくようになった。それにわたしの母が熱心な仏教信者で普門品などを誦しているうちに、今では全部覚えてしまいました。だからと言ってわたしは、他人に信心を強いることはない。信心はわたしの狭い気持ちのうちでは、自分自身で築いて行くべきものだと思っている。そして又、それがどんな形になって来たところで己れの打ち込んで行く己れ自身の境地があったら、それは宗教と呼んでもいいと思っている。これが間違っているかどうか、わたしはその間違いを指摘されたところで今更改めようとは思わない。
わたしはよく保養旅行に出る。その旅行の途中神社や仏閣があれば廻り道でもお参りすることにしている。そうするとわたしの気持ちが和やかになるのである。わたしの芸術がわたしのものであるのと同様に、ここではわたしの信仰もまたわたしのものである。引っくるめて言えば、わたしにおいては芸術三昧即信仰三昧なんであろう。
(昭和十一年)