轻松读懂日语经典作品
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たましいのあえぎ
魂の喘ぎ
大倉 燁子
「宝石 二巻一〇号」1947(昭和22)年11月、12月合併号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 10,081 字 · 20 页
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「不幸な人だなあ」
「美人薄命という言葉がぴったりくるね。唯一の希望である我が子は行方不明になる、その心痛から病弱になり、生きて行く力を失ったと云って床に就く日が多かったというからその頃から心臓の方も悪るくなっていたんだろう、突然麻痺を起してあっけなく死んでしまったのが、公高の三回忌を行った夜だったというのが何かの因縁だとでも云うんじゃないかな」
「とにかく局長、是非、出席して話を聞いてきて下さいよ」
一同は秘密公開という点に興味をもっているらしかった。
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藤原家の売り立ての日は朝から小雨が降ってうすら寒い日であった。
応接室をはじめ各部屋の襖は全部取り除かれ、大玄関の式台にはモーニングを着た家扶と執事が並んで来客を迎えていた。天気の悪いにもかかわらず徒歩で来る者、自動車で馳せ参じる者、招待状を受附に差出して奥の大広間に案内されて行く人達の中には東北から来たの、関西からわざわざ上京したのという者も少なくなかった。客は廊下にまであふれて定刻には文字通り奥の大広間は立錐の余地もない有様だった。遅れて来た編集局長は人々の間を縫うようにしてやっと入った。そこは藤原家の仏事を行う部屋で、ぐるりの壁には代々の当主と令夫人との油絵の肖像画が掲げてあった。