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かんしょうりょくなくしてしゅうじするなかれ
魯山人書論
北大路 魯山人
北大路魯山人『魯山人書論』。同一底本的分册已合并为一书。收入:鑑賞力なくして習字する勿れ、芸術的な書と非芸術的な書、習書要訣、書道習学の道、書道と茶道、書道を誤らせる書道奨励会、美術芸術としての生命の書道、よい書とうまい書、遠州の墨蹟、現代能書批評、高橋箒庵氏の書道観、陶磁印六顆を紹介する、能書を語る、墨蹟より見たる明治大正の文士、魅力と親しみと美に優れた良寛の書、牧渓の書の妙諦、柳宗悦氏の筆蹟を通じその人を見る、良寛の書。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 84,639 字 · 175 页
いうまでもなく、関西の方に行きますと、みなさんご承知の立派な庭園が沢山あります。例えば、桂離宮を遠州が拵えたとか、それから聚楽園も遠州が拵えた、二条城の内に武家好みの石をいっぱい立てて、形変りの庭を遠州が拵えた。その他、遠州以外の人の造った庭というのが沢山ありますが、おそらく茶道に関係のなかったものはない。また茶道に関係している者でなければ、庭なんというものは出来るものではない。それから家を建てるに当りましても木が分る。木が分るからといって、この頃のある種の人のように、高い木材ばかり使うのではない。ただ、木が良いというのは、売って値が高いという木ではない。いわゆる適材を知っておって、良い木を選ぶことができる。実に妥当な調和の取れた家を建てることが茶人にはできる。それゆえ、寸法などが非常に喧しいことになります。その寸法を今の人間から見ますと、生活状態が違います所から、天井が低いとか、屋根が低いとか、なんとか彼とかいって非難もしますが、それは批評する方の立場が違い、学問が違うものですから、いろいろいわれますが、その方の道に入って学問すると、それがおそらく誰しも感心することばかりだということが分って来る。