輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

ずいひつ しんへいけ

随筆 新平家

吉川 英治

線上閱讀吉川 英治《随筆 新平家(ずいひつ しんへいけ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 213,575 字 · 424 頁

青空文庫

都にのこるもの。武門としては、清盛以下、平家のほかにはありません。――やがて六波羅の入道平相国となり彼の咲き誇らせた地上わずか十余年の間こそ――“古典平家物語”が、沙羅双樹の花のいろ、諸行無常の響きあり、というところのものです。人間諸行の曼陀羅です。興亡の絵巻です。私の「新・平家」もこの辺を序曲として、まあ本筋にはいるとでもいうところでありましょう。(二六・三・四)

*

二次の戦争が終わりました。保元の乱、平治の乱。

そして、戦後の春です。藤原時代なるものは色褪せました。ようやく、平家栄花の勃興期に入りましょう。

と同時に、この回からも、読者は読まれることと思いますが、もう次々代の源氏の胚子がこぼれ始めていたのです。ですから、これを平家史中心に観れば、平家全盛期の序であり、源氏史からいえば、源氏の発芽期を、すでに地上に見ているという時代でありました。

春秋の流相を、こんなふうに、併せ観られるところに、歴史の興味が今日にも読みとれるかも知れません。そんな宇宙夢をえがいて書き始めたのが迂作「新・平家」でしたが、週刊誌上の連載も、この回でいつか満一年という長篇になりつつあります。