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しょうせつ ほととぎす
小説 不如帰
徳冨 蘆花
線上閱讀徳冨 蘆花《小説 不如帰(しょうせつ ほととぎす)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 129,742 字 · 256 頁
はははは」
「ほほほ、こんな流刑なら生涯でもようござんすわ――あなた、巻莨召し上がれな」
「ほしそうに見えるかい。まあよそう。そのかわり来る前の日と、帰った日は、二日分のむのだからね。ははははは」
「ほほほ、それじゃごほうびに、今いいお菓子がまいりますよ」
「それはごちそうさま。大方お千鶴さんの土産だろう。――それは何かい、立派な物ができるじゃないか」
「この間から日が永くッてしようがないのですから、おかあさまへ上げようと思ってしているのですけど――イイエ大丈夫ですわ、遊び遊びしてますから。ああ何だか気分が清々したこと。も少し起きさしてちょうだいな、こうしてますとちっとも病気のようじゃないでしょう」
「ドクトル川島がついているのだもの、はははは。でも、近ごろは本当に浪さんの顔色がよくなッた。もうこっちのものだて」
この時次の間よりかの老女のいくが、菓子鉢と茶盆を両手にささげ来つ。
「ひどい暴風雨でございますこと。旦那様がいらッしゃいませんと、ねエ奥様、今夜なんざとても目が合いませんよ。飯田町のお嬢様はお帰京遊ばす、看護婦さんまで、ちょっと帰京ますし、今日はどんなにさびしゅうございましてしょう、ねエ奥様。