輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
線上閱讀吉川 英治《新・水滸伝(しん・すいこでん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 684,899 字 · 1374 頁
「こらっ、なんだ、きさまの横に置いてある物は」
「はい、はい。これはこの坊主から奪り上げた禅杖と戒刀でございまする」
「坊主の得物か。これへ持ってこい」
「へい、ただいま」
やっと持ち上げるような重さを見せながら、曹正はその二品を、階段の真下においた。いやそれはちょうど魯智深の鼻の先へ供えたようなものだった。
「たわけめ!」と、※(「登+おおざと」、第3水準1-92-80)龍はどなった。「――持って上がれと申すのだ。なんでそんなところにおくか」
すると、それまで首を垂れていた魯智深が、
「いや、そこでいい」
といったから、※(「登+おおざと」、第3水準1-92-80)龍は跳び上がって驚いた。
「なんだと、この曳かれ者が」
「※(「登+おおざと」、第3水準1-92-80)龍。おまえの首は、もう横を向く間もないぜ」
いったと思うと、魯智深は後ろに廻していた縄目をばらッと解いて、禅杖へ手を伸ばすやいな、猛吼一声、階を躍り上がって、のけ反る※(「登+おおざと」、第3水準1-92-80)龍の真眉間を打ちくだいていた。
縄目は偽結びにしてあったのだ。智深の行動とともに、楊志や曹正なども、慌てふためく賊の手下どもへ立ち向っていたのはいうまでもなく、また、彼らが手もなく慴伏してしまったのは勿論だった。