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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
線上閱讀吉川 英治《新・水滸伝(しん・すいこでん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 684,899 字 · 1374 頁
なにしろ祝氏ノ三傑といわれる中でも、兄弟中で一番の偉者だそうな」
かかるうちに、町はいよいよ戦時態勢の沸騰ぶりだ。これでは道も危険だからと、老人は裏の草小屋を石秀のために開けて、この騒ぎがおちつくまで、泊ってゆくがいいといってくれ、石秀もまた「では、ご親切にあまえて」と、その晩はついにそこへもぐり込んでいた。
すると宵の口だった。領主からの布令だろうか。一軒一軒大きな声で触れ歩いてゆく声がした。いわく「今夜半には、例の紅い挑灯、魂魄燈に従いて、民団の壮丁すべて行動せよ。梁山泊の賊将宋江以下を、迷路へ引き込み、期して生け擒りにしてくれるのだ。よろしいか! 魂魄燈を見失うなよ。日ごろ訓練の魂魄燈の合図に従って動くのだぞ」と。
一方、祝家荘の入口に駐屯していた梁山泊軍七千の上も、暮天ようやく晦く、地には刀鎗の林を植えならべ、星は殺気に白く研がれていた。
「ああ、二人とも捕まったか」
宋江はいま、帰ってきた細作(しのび)の報をきいて、楊林、石秀を物見に出して、つい深入りさせたことを、わが罪のように悔いていた。
「こうなっちゃ、捨ておけますまい。あっしが先陣して斬り込もう。