輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
線上閱讀吉川 英治《新書太閤記(しんしょたいこうき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 186,659 字 · 372 頁
その間にも、着到の将士は、続々とふえていた。
「長頼は、先鋒に立て。利秀、内膳は第二隊に。第三隊には、利益、光之、与三郎などをもって組み、第四隊は、利長の手勢にまかすぞ」
かれは、ざっと、指揮すると、たれより先に、馬腹にムチを加えていた。
驚いた将士は、かれの姿に駈けつづきながら、途々、隊伍を作って行った。
武者奉行は、宮川但馬。さむらい頭は山崎庄兵衛、
「走り組みの陣立て――などは初めてだ」
と、大わらわに、隊伍のさしずを、どなってゆく。
すでに、松任の利長も参加し、所在の武者も、駈け集まったので、この朝の総人数は、三千五、六百人とかぞえられた。
河北潟のほとりで夜が明け、午まえすでに、高松の浜に着いていた。
夜来、蕭々と、小雨になったり、風になったりしていた天候も、秋ばれの空を見せて、手をかざせば、はや、孤城末森の白壁も望まれそうであった。
前夜――
佐々方の神保氏張の軍は、前田方の津幡や鳥越の城などに、のろしの煙をみとめたので、
「さては」
とばかり緊張し、すぐ偵察を放ってみたところ、金沢の援兵は、まだ津幡まで来ていないし、城中の形勢から見て、たとえ、利家が来ても、こん夜は、津幡城に泊るであろうという見方に一致していた。