輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
線上閱讀吉川 英治《新書太閤記(しんしょたいこうき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 187,757 字 · 375 頁
北の上杉へ、二月七日附の一書を送ってから、中二日の後、秀吉は勢州出陣を触れ、総勢、堰を切って南下していた。
三軍にわかれ、三道から進められ、旗鼓雲に喊し、歩武山嶮を揺すった。
即ち、同日同時刻、安土から揚った一柱の狼煙を見て、一斉に発向した三道三軍の編制は、次の組織であった。
“左軍”――佐和山ヲ発シ、土岐多良越エヲ行ク。兵二万五千。
“中軍”――高宮ヲ発シ、多賀、大君ヶ畑越エヲ行ク。兵二万。
“右軍”――安土ヲ発シ、草津、水口ヲ経、安楽越エヲ行ク。兵三万。
統率の将は。
左軍、羽柴小一郎秀長に――筒井順慶、伊東祐時、稲葉一鉄、氏家行広などが属し。
中軍、三好孫七郎秀次には――中村一氏、堀尾吉晴、その他、南近江一円の兵力、それに属し。
右軍、羽柴秀吉は、秀勝を伴うほか、丹羽、蒲生、細川、森、蜂屋など合力衆を始め、蜂須賀、黒田、浅野、堀、山内などの直系の幕僚旗本を擁し、彼の全勢力を挙げてみせたかの観があった。
――が、事実は、これに用いた七万五千は、なお彼の持つものの一部でしかない。
備前の宇喜多は一兵も召集していないし、織田信雄の兵もまだこの日には会していなかった。