輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

線上閱讀吉川 英治《新書太閤記(しんしょたいこうき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 187,757 字 · 375 頁

青空文庫

関ヶ原あたりの風雪はわけてひどい。

十二月十八日から二十日にかけて、秀吉の軍はこの辺を通った。軍団は幾部隊にも分れて前後し、部隊はまた小荷駄、大荷駄、鉄砲、鑓、騎馬、足軽等の組々に分れて、雪泥を冒しつつ進んで行く。二日にわたって、約三万ぐらいな兵力が南下した。

それを旗幟別に見ると。

丹羽勢、筒井勢、細川勢、池田勢、蜂屋勢などの各軍各将の指揮下に編制されていた。これが大垣に近づくにつれて、大垣の城主氏家行広も来て合し、曾根の城主稲葉一鉄も参加し、秀吉に謁して麾下に属した。

主陣は大垣に置かれた。ここを作戦本部として、秀吉は、美濃一円の小城を次々と攻め潰しにかかった。

急は岐阜へ報じられ、信孝はここ数日来、まったく狼狽あるのみで、防戦の令はおろか、執るべき策も知らなかった。

なぜならば彼は、意志を展べる計のみを思っていて、意志をなし遂げる道を知らなかったからである。従来、柴田や滝川などと固く結んで、秀吉を伐たんの企ては着々とすすめていたが、その秀吉から逆攻をうけることなどは全く予期していなかったのだ。敵を知らざることも甚だしい。

「いまは手段もない。