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にほんイデオロギーろん

日本イデオロギー論

戸坂 潤

線上閱讀戸坂 潤《日本イデオロギー論(にほんイデオロギーろん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 263,376 字 · 511 頁

青空文庫

のようなものに終るのであって、単に「労働手段の体制」を「技術」という学術語(?)で以て人工的に定義したに過ぎなくなるだろう。そしてそういう場合の常として、技術なら技術というテルミノロギーは、全く機械的に勝手に持ちまわられるだけで、そこから何等の真理ある発展も期待出来ないだろう。

相川氏による例の技術の定義は、マルクスの書いたものの内から選ばれてあるかのように想像される。私はまだその個処を発見しないし、又それを引用した他の人の文章も今記憶に残っていないので、果してそうかどうかは全く想像の範囲を出ないのである。――併しとに角相川氏が引用している限りでは、この定義に相当するマルクスの個処は直接には挙げられていない。

氏がここで専ら論拠としている文献はマルクスの「テヒノロギー」の説明の個処に他ならない。氏は云っている、「技術が労働手段の体制であるか否かに尚も疑義をもつものは、マルクスのこの命題(これはレーニンの『カール・マルクス』で唯物史観の解説のために前面に押出されている)の再吟味から出発すべきである」と。そしてマルクスの次の二つの命題をこの文章の前と後に引用する。