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ちょうにんげんエックスごう

超人間X号

海野 十三

線上閱讀海野 十三《超人間X号(ちょうにんげんエックスごう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 89,025 字 · 178 頁

青空文庫

博士は、歯をくいしばって、地階へ早くおりたいものと、足を床にひきずりながら進んでいく。見るもいたましい姿だった。

階段をおりていった。

幅のひろい階段は螺旋型にぐるぐるまわっている。

地階へおりることができた。天井の高い広間がつづいていて、各室は明るく照明されていた。しかし、さっきの爆発は、この地階にもある程度の損害をあたえていた。それは、見とおしのできる通路のところへ、部品や鉄枠などが、乱雑に散らばっているのでそれと分かる。

博士が心配すると思って、少年たちは、壁にぼっかりあいた穴や、こわれた戸棚を見ても、あまり大きなおどろきの声を出さないことにした。

目の見えない博士のいうとおりに、地階の中をあっちに歩き、こっちに歩きして、ついに探しているものの前に出ることができた。

「ああ、この機械にちがいないです。『遠距離制御台RC一号』というネーム・プレートがうちつけてありますよ」

戸山が、博士にいった。

「おお、それじゃ、で、どうじゃな、機械はこわれているかね」

「べつにこわれているようにも見えません」

「機械は動いているのかね」

「さあ、どうでしょう。機械が動いているかどうか、どこで見わけるのですか」